「結婚式にはどれくらいの費用をかけるべき?」という疑問は、多くのカップルが抱える大きな悩みです。理想を叶えたい一方で、予算とのバランスも大切。この記事では、全国平均の費用や式場の種類による違い、節約のポイントまでを詳しく解説します。賢く計画を立てて、後悔のない結婚式を目指しましょう。
結婚式費用の全国平均と内訳
ゼクシィ結婚トレンド調査2024によると、結婚式にかかる全国平均の費用は約343.9万円(招待客約52名程度)とされています。(※出典:リクルート「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」)
この金額の中には、
- 挙式料
- 披露宴の料理・飲み物代
- 新郎新婦の衣装代
- 装花や装飾
- 写真・映像撮影
- 引出物
など、多岐にわたる項目が含まれています。
たとえば、料理や飲み物は費用の中でも大きな割合を占める項目で、ゲスト満足度にも直結するためこだわるカップルも多いです。衣装代も1着だけでなく、お色直しやアクセサリー代などが加算されやすく、予算オーバーしやすい部分。さらに、装花やテーブル装飾、記録映像、司会・演出費用など、見積もりの際に「オプション扱い」とされることもあるので注意が必要です。
式場別(ホテル・レストラン・ガーデン)の費用感
式場のスタイルによっても費用は大きく異なります。自分たちの理想と予算に合った式場を選ぶことが大切です。
式場タイプ | 特徴 |
ホテル | サービスが充実しており安心感があるが高価格帯 |
専門式場 | 設備が整っており演出の自由度も高い |
レストラン | カジュアルでアットホーム。料理重視派に人気 |
ガーデン・ ゲストハウス |
開放的で写真映えするが、天候リスクや装飾費がかさむことも |
費用だけでなく、「雰囲気」「料理の質」「アクセス」などを総合的に判断することが成功のポイントです。
費用を抑えるタイミングと交渉のコツ
結婚式費用は工夫次第で大きく抑えることも可能です。以下のような方法があります。
費用を抑えるための3つのポイント:
- オフシーズンを狙う: 1月~2月、7月~8月は比較的安価
- 仏滅を選ぶ: 六曜にこだわらなければ割引を受けられる可能性あり
- 直前割引を活用する: 数ヶ月先の空き日程は特別価格になることも
また、見積もり時の「持ち込み交渉」や「不要項目の削除」なども節約のカギです。
見積もりでチェックすべき項目
結婚式場の見積もりは、初期提示額と最終支払額に大きな差が出るケースも少なくありません。見積もりを受け取ったら、以下の項目に注意して確認しましょう。
要チェック項目:
- 料理・ドリンクのグレードアップ費用
- 衣装の追加料金(ドレス1着での見積もりか?)
- 装花や装飾の標準内容
- 写真・動画撮影の範囲
- 持ち込み料の有無(衣装・引出物・カメラマンなど)
このように、詳細な条件を事前に確認しておくことで、後からの予算オーバーを防げます。
親の援助はどこまで期待してOK?
結婚式費用について、親からの援助を受けるケースも多く見られます。ゼクシィ調査では、約7割のカップルが親からの金銭的支援を受けているという結果もあります。
援助額の平均は100万円前後とされており、以下のような分担方法が一般的です。
分担パターン | 内容 |
両家折半 | 両家で同額を出し合う |
新郎家・新婦家が担当する項目を分担 | 例:衣装代は新婦家、披露宴費用は新郎家など |
一部援助 | カップル主体で費用を出し、親は一部を支援(例:ご祝儀と同額) |
ただし、援助の有無や金額はご家庭ごとの考え方が大きく関わります。早めに両親と相談し、納得のいく形で進めることが大切です。
まとめ:現実的な予算設計で理想の結婚式を
結婚式の費用は決して安いものではありませんが、しっかりと情報を集め、工夫して計画すれば理想と現実のバランスを取ることができます。式場の選び方や見積もりのチェック、そして親の援助も含めた話し合いを通じて、おふたりにとって最良の結婚式を実現してください。