結婚式の準備と並行して、役所への届出もきちんと整えたいものです。本記事では「婚姻届 必要なもの」というキーワードで検索する人が知りたい情報を網羅し、書類の集め方から提出後の手続きまで、流れに沿って解説します。これを読めば、役所で慌てる心配がなくなります。
婚姻届提出に必要な書類一覧と詳細
書類 | 物品具体的な内容 | 誰が用意するか | 取得・準備方法 |
婚姻届(原本) | 全国共通様式、A3サイズ | 新郎新婦 | 市区町村窓口、法務省サイトからダウンロード |
戸籍謄本または全部事項証明書 | 本籍地以外で提出する場合のみ各1通 | 新郎新婦 | 本籍地の役所または郵送請求(郵便局の定額小為替を利用) |
本人確認書類 | マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなどいずれか1点 | 新郎新婦 | 有効期限内かを確認 |
印鑑(任意) | 署名のみ可の自治体もあるが、念のため持参 | 新郎新婦 | 認印で可、シャチハタ不可が一般的 |
証人欄の署名・押印 | 成人2名の氏名・住所・生年月日・本籍・押印 | 証人 | 事前に記入・押印を依頼 |
代理人が提出する場合の委任状 | 本人が多忙や入院中のケース | 代理人 | 市区町村HPから様式ダウンロード |
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戸籍謄本はコンビニ交付が可能な自治体もあるため、急ぎのときは確認しておくと便利です。
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証人は同姓婚・選択的夫婦別姓に関係なく、ふたりとも成人であれば親族・友人いずれでも可能ですが、署名は黒ボールペンを推奨します。
婚姻届に必要な証人のサインとその役割
証人欄は婚姻届を法的に有効とするための必須項目です。成人(18歳以上)であれば国籍・続柄を問わず誰でも署名できますが、次のポイントを押さえておくと手続きがスムーズです。
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押印の要否を自治体ごとに確認
印鑑不要の市区町村が増えていますが、書式上の欄が残っているケースもあります。念のため印鑑をご準備頂くと安心です。 -
署名は戸籍上の漢字・フルネームで
旧字体・異体字の場合は戸籍どおりに記入してもらいます。 -
書き損じは二重線+訂正印で修正
修正液の使用は不可です。欄外に訂正印を押してもらうのが一般的です。 -
提出日が確定している場合は早めに依頼
仕事の都合などで日程調整が難しい証人には、あらかじめ郵送で用紙を送り、返送してもらう方法も有効です。
本籍地と住所の違いと記入時の注意点
- 住所(現住所)
住民票に記載される生活拠点。転居した場合は変更手続きが必要です。 -
本籍地
戸籍が置いてある場所。出生時は親の本籍に入りますが、婚姻届提出時に新戸籍を作る場合は、自由に設定できます。
記入ミスを防ぐコツ
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本籍地欄には「番地」「枝番」「地番」を省略せず、正確に記入する。
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マンション名は不要で、土地の表示のみ記入。
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新本籍を設定する場合、地番の存在しない架空の住所は登録できません。
引っ越しを控えている場合、住民票の異動と婚姻届提出の順番によっては同じ窓口でまとめて手続きできるケースもあります。事前に自治体のHPを確認すると時間短縮につながります。
提出前に確認しておきたいポイントとチェックリスト
□ 書類の記入欄に空白がないか
□ 旧姓・新姓の使い分けに誤りがないか
□ 証人の署名・押印が完了しているか
□ 戸籍謄本の発行日が3か月以内か
□ 提出予定日が役所の開庁日か(夜間・休日窓口の有無も確認)
□ 代理提出の場合、委任状と代理人の本人確認書類コピーを同封したか
□ 新姓の銀行口座やクレジットカード発行スケジュールを逆算したか
24時間受付の活用
多くの自治体では時間外窓口で届書の預かりが可能です。ただし、記入不備があった場合は平日開庁時間に呼び出されるため、あらかじめ職員にチェックしてもらうと安心です。
婚姻届提出後の流れと次にするべき手続き
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婚姻届受理証明書の発行申請
入籍日を証明する公式書類です。パスポートや保険証の氏名変更手続きなどで求められることがあります。数百円の有料ですが、数通まとめて取得しておくと便利です。 -
氏名・住所変更
– マイナンバーカード/住民票
– 運転免許証
– 健康保険・年金
– 銀行口座・クレジットカード・電子マネー
– 携帯電話契約・サブスクサービス
証明書の原本が不要な窓口では、コピー提出の可否を事前に確認しておくとスムーズです。 -
ライフイベント関連
– 配偶者控除や扶養手続き(勤務先・税務署)
– 住宅ローン控除を受ける場合の登記簿変更
– パスポートの名義・本籍変更(渡航予定がある場合は早めに) -
結婚式やハネムーンの打ち合わせ
新姓での予約名義やパスポート氏名が変わるタイミングを考慮して、日程を調整しましょう。
まとめ
婚姻届の提出は、ふたりの新生活の第一歩です。必要書類の確認から提出後の名義変更まで計画的に進めることで、結婚式や新居の準備にも余裕が生まれます。この記事を参考に、スムーズな手続きを進めてください。