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ご祝儀袋の正しい入れ方と準備方法|マナーを守るポイント

2025.05.26
COLUMN

結婚式に招かれたとき、ご祝儀袋の扱いは第一印象を左右します。水引や中袋の使い方が整っていると、ふたりへの祝意がより丁寧に伝わります。この記事では「ご祝儀袋 入れ方」というキーワードに沿って、袋選びから封の仕上げまでを詳しく解説します。

 

ご祝儀袋の構造と中袋の使い方

ご祝儀袋は大きく分けて「上包み(外袋)」と「中袋(中包み)」で構成されます。

パーツ 役割 主なポイント
上包み 水引と表書きが施された外袋 折り返しは下側→上側の順で重ねる(慶事)
中袋 お札を直接包む封筒または折り紙式包み 表に金額・裏に住所氏名を書くと丁寧

中袋に金額を書く位置は、封筒式では表面中央、折り紙式では包んだ後の中央が一般的です。ボールペンよりも万年筆や筆ペンを使うと墨色が映えます。​

 

中袋にお金を入れるときの注意点

  • 新札を用意する
    折り目のない新札は「新しい人生を祝福する」という意味があります。銀行窓口やATM両替機で事前に準備しておきましょう。

  • 枚数は奇数にそろえる
    「2 =「割れる」とされ、避ける習慣があります。どうしても偶数になる場合は、 1 万円札+5 千円札など奇数枚に調整します。

  • お札の表裏と向きを統一する
    肖像画が上かつ同じ向きにそろえると美しく収まります。

 

ご祝儀袋の入れ方の手順と封の仕方

  1. 中袋を用意
    中袋を開き、表面が上になるよう置きます。

  2. お札を入れる
    肖像画が上向きで手前になるように差し込みます。封筒式はそのまま、折り紙式は紙幣を置いてから規定どおりに折り畳みます。​

  3. 中袋を上包みに収める
    水引を外さず、背面の下側折り返しを開いて中袋を差し入れ、折り返しを戻します。

  4. 重ね方を確認
    慶事は「下→上」の順で重ねる「上向き」が正解。逆になると弔事扱いの折り方となるため、注意が必要です。​

  5. のり留めは不要が基本
    多くの市販袋は差し込み式で、のりを使わないほうが受付で確認しやすくなります。封字がある場合は貼り付けても問題ありません。

 

入れ方に合わせたお札の向きと並べ方

入れ方 お札の向き ポイント
封筒式中袋 肖像画が袋表側・上側 取り出したときに肖像が正面になる
折り紙式中包み 肖像画が内側・下側を起点 折り目部分が下になるため形が崩れにくい

複数枚入れる場合は、額面にかかわらず一番手前に高額紙幣を置くと整った印象になります。

 

きれいに入れるための折り方とポイント

  • 折らずに済むサイズを選ぶ
    近年は紙幣サイズに合わせた封筒式が主流です。折り紙式でも三つ折りでなく二つ折りに収まる設計が増えています。

  • 折るときは谷→山の順
    折り線が外側に出ないよう、谷折りを先に作り、最後に山折りで包むと紙幣がずれにくくなります。

  • 袱紗(ふくさ)で保護
    水引の型崩れや湿気を防ぐため、持参時は袱紗に包むのが正式です。受付で開きやすいよう、袋の向きを整えておきましょう。

 

まとめ

ご祝儀袋は「上包み」と「中袋」を正しく扱えば失敗しません。慶事にふさわしい折り方(下→上)、新札と枚数の奇数、肖像側の統一といった基本を押さえ、袱紗で丁寧に持参することでマナーは万全です。きちんと整えられたご祝儀袋は、ふたりへの祝福の気持ちを一層華やかに届けてくれます。

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